生徒が次々と辞めていく………最後は一人に………

日本人にはあまり馴染みがないと思うが、英検と同じように日本語にも日本語能力試験というのが存在する。

僕は3年ほど英語圏で住んでいたが、英語に関する資格を一個も持っていない。

だから履歴書には何も書けないから、いくら英語圏で住んでいたと言っても証明ができない。

ある程度話せるけど、試験が苦手でなかなか合格できない人が多い。そういう人達のために、日本語能力試験用の講座を作ってみた。

日本語能力試験にはN5からN1とレベルが分かれていて、N1が一番難しいのだが、とりあえず全部は賄いきれないので、中級者向けに、N3とN2の講座を開設した。

最初は、人が集まらないとダメだと思ったので、初回は授業無料で募集した。

そうしたら結構人が集まって、何人か入会してくれる生徒が集まった。

こんな僕でもできるんだと、少し自信になったことを覚えている。

そんなこんなで1ヶ月が経った。

生徒は一人になった………

人からお金を頂く難しさを肌で感じた瞬間でした。

僕は自宅と事務所を借りていたのですが、借金が膨らみ、家の家賃も払えない状態になり、自宅は引き払い、借りていた事務所に住むことにした。

事務所は、人が住むように設計されたところではなかったので、トイレはあったが、シャワールームがなかった。

近くに銭湯もなかったので、どうしようかと考えた結果。

キッチンはあったので、貧乏芸人さながら、頭だけ流しで洗って、体はギャッツビーのボディーシートで拭いた。結構それだけでも臭くはならないものだ。

しかし流石に毎日はきついので、週に一回だけ、少し遠くのスーパー銭湯に行った。

確か一回700円ぐらいしたのでかなり金銭的に厳しかったが、それが唯一の楽しみだったのでそこには毎週通っていた。

そんな中、お金はどんどんなくなっていき、借金が増えるばかり、流石にこれはまずいと思った僕はコンビニでアルバイトすることを決意する。

つづく… 24.33歳アルバイト生活